サプリメントの使い方
前章でも述べましたが、サプリメントには薬との飲み合わせで互いの効果を弱めたり、副作用を強めたり、また併用する事で副作用が出てしまったりする場合があります。また、症状によっては却ってサプリメントを飲む事で病状を進行させてしまう可能性があるため服薬治療中の人や病気治療中の人は必ず医師のアドバイスに従ってサプリメントを摂る様にしてください。
次に主な栄養素と医薬品との飲み合わせの例をいくつか挙げて行きましょう。例えば心臓病で強心剤を処方されている人がビタミンDを併用すると不整脈の原因となりますし、慢性腎不全や骨粗鬆症に投与されるアルファカルシドールとの併用では高カルシウム血症の原因となる場合があります。
また各種のがんで抗がん剤の治療中の人や角化治療薬の様にビタミンAと同じ様な作用を持った薬とビタミンAを併用してしまうと、その薬の効き目が過剰になり危険な状態になる場合があるので使用できません。抗生物質と抗凝固剤との併用にも注意が必要です。
血栓性の病気で抗凝固剤であるワルファリンの投与を受けている人がビタミンKを摂取するとワルファリンの効果を弱める可能性があります。また血流改善に良いとされているイチョウ葉エキスは抗凝固剤と併用すると出血傾向を強めてしまう作用があるので注意が必要です。甲状腺の病気で処方される甲状腺ホルモン剤や抗生物質、抗菌剤などは鉄分と結合してしまい、吸収が阻害されてしまう事があります。
これらの他にも薬とサプリメントとの飲み合わせで起こる弊害はいくつかありますので、持病のある人は自己判断せず、必ず医師か薬剤師の指導を受けてからサプリメントを導入するようにして下さい。